オプショナルパーツの設置例
TOMIXの腕木式主本線用出発信号機(品番5541)を例にオプショナルパーツを本システムに設置する方法を説明します。
TOMIXの腕木式主本線用出発信号機は、腕木と信号機の点灯を別々にコントロールする事ができます。
腕木のコントロールはポイント2に信号機の点灯はオプション出力(リレー7)に接続します。
I/Oコントローラへの接続方法はポイントとオプション出力の増設を参照してください。
自動運転のプログラム例
自動運転で出発信号機を制御するプログラム例を説明します。
出発信号機はポイント2の制御で行います。
プログラムでポイント2の制御する場合はレイアウトエディタの引込み線の定義でポイントを作成しておきます。
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引込み線の定義画面でマウス左ポタンでポップアップメニュを表示してポイントの作成を実行します。
このポイントは列車の制御に関係しないのでポイントの位置はどこでも構いませんが一応レイアウト上の位置を指定しておきます。
またポイント設定ダイアログの分岐する進行方向も関係ありませんのでそのままOKボタンでポイントを設定してください。
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・オプション出力の設定
オプション出力の設定でオプション出力オンの指定とオプション出力1(リレー番号7)を設定して自動運転開始時に信号機を点灯します。

・ポイント制御コマンド
ポイント制御の設定で信号機を停止側に切り替えておきます。
この時、切替抑制をする必要がないので切替抑制距離を0にしておいて列車の位置に関係なく切り替えるようにしておきます。

の一連のコマンドで列車を1周動かした後、ポイントをホーム側に切り替えて列車がホーム位置に来た時に列車を停止します。
で10秒後に
のポイント2切替制御コマンドで出発信号機を出発側に切り替えます。
この時も切替抑制をする必要がないので切替抑制距離は0にしておきます。
この後列車はすぐに出発せず
で1秒後に
で列車を出発させて2周後にオプション出力制御コマンドで信号機を消灯してプログラムを停止します。
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このプログラムはサンプルプログラム(sample\program)出発信号機.ntcに収録されています。
制御領域機能による制御
制御領域機能を使うと自動運転を行わなくても出発信号機を制御する事ができます。
制御領域機能はレイアウトエディタの制御領域の作成で行います。
出発信号機はポイント2とオプション出力1(リレー番号7)の制御で行ってください。
下記の設定例では列車がホームに入線したら信号機を停止側に切り替えて点灯させます。
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・オプション出力のチェック
オプション出力はコントローラーでの手動操作ができませんが別のダイアログで操作する事ができます。
またシミュレーションモードの自動運転や制御領域機能のオプション出力をこのダイアログで確認をする事ができます。

表示メニュのオプション出力コマンドでオプション出力チェックダイアログを表示します。
ラジオポタンをクリックしてI/Oコントローラーのリレーのオンオフができます。
また自動運転や制御領域機能でオプション出力の制御によりこのダイアログのラジオボタンの状態が変化します。
プログラムを動かした時の動画です。
上記のリンクをクリックするとYouTubeに接続します。
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