ロボゼロ用サウンドマージツール

 ロボゼロ用サウンドマージツールは、デアゴスティーニの週刊ロボゼロのサウンドファイルをロボゼロのプログラムに取り込むWindowsプログラムです。
 通常のやり方ですとロボゼロのプログラムでサウンドファイルを扱うには別プログラムとして登録する必要があります。
 このツールを使うとサウンドファイルを実行するプログラム自身に取り込むため実行部と合わせて1本のプログラムにまとめる事ができます。

免責事項
 本アプリケーションを使用することによって、発生した損失や損害に対して株式会社メディアクラフトは一切責任を負いません。
 ロボゼロのSDカード書き換えの手順を間違うと他のプログラムを書き換えてしまうので十分注意してください。



・プログラムの操作

・プログラムファイル

 ロボゼロのプログラムファイルでRXコントローラ等で実行形式に変換したファイル(14SCR.txtなど)を指定します。
 SDカードからPC上にコピーしたものやSDカードのファイルを直接指定する事ができます。
 またSDカードからPCのハードディスクにコピーしたものでも構いません。
 右の参照ボタンを押すとファイルダイアログが開いてフォルダー参照しながら指定できます。

 PCのハードディスクのファイルを使った場合は、このファイルにサウンドファイルが書き込まれるのでサウンドファイル取り込み後にSDカードに戻す必要があります。

・サウンドファイル

 ロボゼロのプログラム形式のサウンドファイルを指定します。
 右の参照ボタンを押すとファイルダイアログが開いてフォルダー参照しながら指定できます。

 従来ロボゼロのプログラムで使っていたサウンドファイル(61SCR.txtなど)や以下のロボゼロのサウンド形式のWAVファイルが指定できます。

  サンプリング周波数 11KHz
  ビット数 8Bit
  チャネル モノラル

 上記の形式に変換するにはWindows XP標準のサウンドレコーダ(sndrec32.exe)でプロパティコマンドの変換ボタンで以下の指定をした後に保存します。

>

・マージ位置

 サウンドファイルを書き込む位置をセクター数で指定します。
 1セクターが512バイトなので10000セクターの場合、5,120,000バイト目からとなります。
 通常の場合10000のままにします。
 複数のサウンドファイルを書き込む場合は違う値を設定してください。
 ここで指定したセクター数をロボゼロのプログラムで指定してください。

 セクター数を変更すると右の秒数もそれに合わせて変更されます。
 セクター数の代わりに開始位置の秒数でも指定できます。
 ロボゼロ形式のサウンドファイルの1セクターあたり0.0468秒なので10000セクターだと468秒となります。
 なおロボゼロのプログラムは8MBまでなので16384以上は指定できません(実際はサウンドファイルの大きさがあるのでそれ以下)
 またあまり小さい値だとプログラム本体を上書きしてしまうので十分大きい値(10000セクター以上)にしてください。

・開始ボタン

 サウンドファイルの取り込みを開始します。
 取り込みに成功するとメッセージが表示されます。
 エラーが起こった場合は、ファイルが書き込みできる状態か調べてください。

・終了ボタン

 本プログラムを終了します。


・ロボゼロプログラム

 本ツールで取り込んだサウンドファイルをロボゼロプログラムで再生するには次のようなプログラムにします。

;自分のファイル番号保存
V100=V00
・・・・
;音声出力
V00=V100
V01=10000
V02=0
V03=65
V04=0
SOUND

 ROBOXERO コントロールメインプログラムから飛んできた場合、V00にはプログラム番号が保持されているのでV100にセーブしておきます。
 音声出力時にV100にセーブしておいた自分自身のプログラム番号をV00にセットします。
 V01は音声の開始セクターなのでロボゼロ用サウンドマージツールのマージ位置で指定したセクター数を本来の開始位置に加算して指定します。
 あとは通常のサウンドプログラムと同じです。

・プログラムのダウンロード

 以下のファイルをダウンロード後、解凍してください。
 rxsoundmerger.zip

 標準プログラムF39.TXTのギャグを抜き出してこのプログラムを使って音をマージしたものです。
 解凍したものをそのままSDカードにコピーしてリモコンB9で実行できます。

 39SCR.zip